開放感溢れる、エコな雰囲気が漂う内装はお洒落で、食通を魅了する

開放感溢れる、エコな雰囲気が漂う内装はお洒落で、食通を魅了する

 サンタモニカのショッピングモールで食事となるとフードコートしか思い浮かばない人も多いだろう。しかし、モールの3階まで足を延ばすと、グルメな人たちを存分に満足させるレストラン「ザ・キュリアス・パレット」がある。カフェ風でカジュアルな雰囲気だが、料理とドリンクのラインナップは本格的。無農薬と自家製にこだわっており、カジュアル&リッチな食事を楽しみたい人にはもってこいだ。

 共同経営者のマーク・キャノンさんは、「タイや韓国に住んでいたから、アジアのテイストを入れたメニューにしたかった」と教えてくれた。店名は、直訳すれば「好奇心旺盛な味覚」で、もう一人の共同経営者のエリオット・ルビンさんと、アメリカはもとより、アジア、アフリカ、ヨーロッパ、ロシアを回り、アヒルの舌から魚の腸まで、好奇心に任せて様々な食べ物にトライしてきた。そんな彼らの“舌”体験を活かしたメニューは選ぶのにひと苦労するほど、好奇心をそそられるものばかり。

ジューシーなタイカレー風味のチキンに思わず舌鼓を打つThai Satay Salad(14ドル)。クセになるピーナッツソースは自家製

ジューシーなタイカレー風味のチキンに思わず舌鼓を打つThai Satay Salad(14ドル)。クセになるピーナッツソースは自家製

 まずは、前菜としてGazpacho Soup(6ドル)を注文。カリッと揚げたニンジンのピクルスとネギ、そして、しっとりしたフェタチーズの入ったボウルにスープを注いで食する。無農薬のエアルームトマトをメインに新鮮ハーブのピューレで作られた同スープは、野菜の味がしっかり堪能できる。さっぱりしたスープに、ニンジンとフェタチーズの酸味とパンチのあるスパイスが利いて、食欲増進にうってつけの一品だ。

 続いてThai Satay Salad(14ドル)をいただく。自家製ココナッツミルクを使用したタイカレー風味のチキンはジューシーで柔らかい。チキンにつける自家製のピーナッツソースは、甘過ぎず、辛過ぎず、しつこ過ぎずの3拍子揃った完璧なさじ加減。サラダには自然な甘さを十二分に引き出したピーマンのソテー、ニンジン、アボカドが添えられている。味噌味のドレッシングは、味噌くささが微塵もないクセになりそうな味で、持ち帰りしたくなるほど。サイドには自家製のJapanese Picklesが添えられており、キュウリの漬物のような懐かしい味わい。サラダと言えど、それなりにボリュームがあるので、小食な人はこれだけでお腹がいっぱいになるかもしれない。

半羽分のチキンを黒豆ソースに付けたChinese Style Fried Chicken(17ドル)は、ボリューム満点の一品

半羽分のチキンを黒豆ソースに付けたChinese Style Fried Chicken(17ドル)は、ボリューム満点の一品

 メインディッシュは、「変わり種&ボリューム」の太鼓判を押されたChinese Style Fried Chicken(17ドル)。半羽分のチキンを甘辛な黒豆ソースに漬け込んで、カリッと揚げたメニューだ。味が染み込んだチキンは、中はジューシーで外はカリカリ。添えられたシシトウのシャキシャキした歯ごたえも抜群!かなりの量があるので、複数人でシェアするのにピッタリだ。

“Classic” Cherry Tomato Pasta(16ドル)。ホームメイドのもっちりとしたパスタは濃い味チーズとの相性もバッチリだ

“Classic” Cherry Tomato Pasta(16ドル)。ホームメイドのもっちりとしたパスタは濃い味チーズとの相性もバッチリだ

 続いて“Classic” Cherry Tomato Pasta(16ドル)をオーダー。もちもちの手作りパスタは、イタリア料理専門店も舌を巻くほどの完成度だ。ソテーされたミニトマトは甘さが際立ち、さらに、トッピングされたチーズが美味しさを引き立てる。同レストランはチーズ専門店も持っていただけに(モール改装により5月で閉店)、贅沢過ぎるチーズ使いにも納得できる。

 絶品と評判のHouse Fries(5ドル)も注文。揚げた厚切りポテトは中がホクホクで、ジャガイモ本来の味がしっかり味わえる。添えられたピリ辛の自家製ケチャップと絶妙なコンビネーションだ。

色々な味を楽しみたい人にピッタリな地ビールのサンプラー、Craft Beer Flights(3種/9ドル、4種/12ドル、5種/15ドル)

色々な味を楽しみたい人にピッタリな地ビールのサンプラー、Craft Beer Flights(3種/9ドル、4種/12ドル、5種/15ドル)

 ドリンクは、ワインやビールだけでなく、一風変わったソーダ類、スパークリング・ウォーターも豊富。クラフトビールは10種類で、ほとんどがカリフォルニア産の地ビールだ。今回は、ビールのサンプラーとなるCraft Beer Flights(4種/12ドル)をオーダー。色が一番薄いWitbier(写真右端)は地元のサンタモニカ産。フルーティーで飲みやすいのが特長。やや濃い目の色合いは、Stone IPA。クセが強い苦みは、その手のファンにはたまらない。赤味がかった色が特徴的なDenish Red Lagerは、日本のビールのような親しみやすい味。写真左端の黒ビールは、Coffee Porter。名前の通りコーヒー味で、カフェイン入りだ。バラエティーに富んでいて、10種類のビールのなかからお好みで選択することができる。

 サンタモニカでのショッピングやビーチで遊んだ後に、友人、家族とのブランチやティータイム、軽食、ディナーまでも楽しむことができる。気軽に立ち寄るにはぴったりなロケーションの本格カフェだ。

The Curious Palate

The Curious Palate

住所: 395 Santa Monica Place, Santa Monica, CA 90401
Tel: 310-395-2901
時間: 10:00am〜10:00pm(月〜土)
    10:00am〜9:00pm(日)
Web: www.thecuriouspalate.com


取材・文・写真=はせがわいずみ

2015年7月号掲載