日米モノノフが熱狂! LAに5色の旋風が吹き荒れた夜

日米モノノフが熱狂! LAに5色の旋風が吹き荒れた夜

Anime Expo 2015 presents Momoiro Clover Z
w/ Special Guests Gene Simmons and Paul Stanley from KISS

 日本を代表するアイドルグループのひとつ、「ももいろクローバーZ」が去る7月2日、ロサンゼルス・コンベンションセンターで開催された北米最大級のアニメの祭典『Anime Expo』のメインアクトとして、ダウンタウンのL.A. LIVEにあるマイクロソフトシアター(旧ノキアシアター)でライブを敢行。日米ファンおよそ4,300人が5人のパフォーマンスに熱狂した。

ももクロがLAに!? これはもう事件だ

ももクロがLAに!? これはもう事件だ

 まず初めに、ももいろクローバーZ(通称:ももクロ)を知らない読者の皆さんに伝えたいのは、彼女たちは2008年の結成以来ストリートライブを出発点に苦労して実績を積み上げ、“アイドル戦国時代”の日本において、その頂点に立つ女性アイドルグループのひとつであるということ。

 メンバーの身体能力を活かしたアクロバティックなダンスやバラエティータレント顔負けのトークを駆使してライブ会場を盛り上げ、他のアイドルグループとは一線を画す個性的なグループなのです。12年大みそかには悲願であった紅白歌合戦出場も果たしています。

 「和」をコンセプトにしたアイドルで、彼女たちのファンはモノノフ(武士)と呼ばれています。曲中にもプロレスや相撲を意識したパフォーマンスやパロディーがあり、幅広いファン層を獲得する要因ともなっています。また、ももクロの特徴のひとつに業界のファンが多いことが挙げられます。お笑い芸人の山里亮太(南海キャンディーズ)、塚地武雅(ドランクドラゴン)、バナナマン、高橋健一(キングオブコメディ)らが芸人代表のモノノフとしても有名です。そのほかにも堀江貴文や綾小路翔(氣志團)、布袋寅泰、高見沢俊彦(THE ALFEE)、大槻ケンヂらは楽曲提供まで行っています。スポーツ界でもニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手は、妻の里田まい共々モノノフであることが知られています。

 そんなももクロがロサンゼルスにやって来る。しかも、今年24年目の北米最大級のアニメの祭典「Anime Expo」のメインアクトで、日本ツアーでコラボレーションを行ったKISSのポール・スタンレー(Vo&G)、ジーン・シモンズ(B&Vo)も登場するとなれば、これはもう事件です。

ももクロのゲストにKISS参上!!

ももクロのゲストにKISS参上!!

 ライブに先立ちももクロメンバーとKISSのスタンレーとシモンズを交え会見が行われました。まったく音楽性が異なるももクロとのコラボについて訊かれたシモンズは、「ももクロの音楽はポップをフックにしながら、しっかりとしたベースがある。しかもライブでこの娘たちの動きに合わせて観客たちが同じ動きをするだろ、オレたちはそこが気に入ってる。KISSも同じだよ」とももクロを評価していました。スタンレーも「ももクロとのコラボは文化交流。この娘たちのパフォーマンスに、ゲイシャや相撲といった日本の素晴らしい伝統を見ることができたんだ」と話していました。音楽キャリアからくる貫禄の差もさることながら、還暦を過ぎたKISSメンバーと10~20代のももクロメンバーたちが並ぶと、身長差もあって親子以上に感じてしまい、微笑ましい光景でした。

 ライブでは冒頭、堀之内秀久・在ロサンゼルス日本国総領事が登壇しました。昨年KISSが制作し、ももクロが出演したミュージックビデオ『Samurai Son』が、日本の国際ショートショート・アジア映画祭のコミッショナー賞を受賞したため、記念楯をスタンレーとシモンズに贈りました。ももクロメンバーたちも交じり記念撮影が舞台上で行われて、導入は終了。

LAライブ、いざ出陣!日米モノノフたちの“夏の夜の夢”

LAライブ、いざ出陣!日米モノノフたちの“夏の夜の夢”

 「Here we are,Los Angeles!」の掛け声でいよいよライブがスタート。『美少女戦士セーラームーン』主題歌の『ムーンライト伝説』が流れると、会場中を埋め尽くす5色のサイリウムが一斉に振られました。米国のモノノフたちは、アニメ・マンガファンも多いので、日本語が堪能。5人を日米語の熱狂的な声援が包みました。

 ステージ上では5色の旋風が吹き荒れ、会場の熱気はどんどん上昇。ライブ途中のMCでは、メンバーが通訳を交えながら会場のファンたちとコミュニケーション。メンバーの「I love U.S.A.!」の掛け声に「U.S.A.!!」コールで会場が一体となりました。

 セットリストには、『美少女戦士セーラームーンCrystal』主題歌『MOON PRIDE』、『ドラゴンボールZ 復活の「F」』主題歌『「Z」の誓い』(英語版)と『CHA-LA HEAD-CHA-LA』、『ポケットモンスター ベストウイッシュ』エンディングテーマ『みてみて☆こっちっち』といったアニメ楽曲が多く取り入れられていて、ももクロの楽曲を知らない観客も、アメリカでも有名なこれらの楽曲で大いに盛り上がりました。もちろん、KISSとのコラボ曲『夢の浮世に咲いてみな』や、布袋寅泰楽曲提供の『サラバ、愛しき悲しみたちよ』といった話題曲も巧みにチョイスされていました。

 アンコール3曲を含め全14曲を披露。リーダーの百田が「エビ反りジャンプ」をすることで知られる『行くぜっ!怪盗少女』は大トリに。ライブ前に「(エビ反りジャンプの)デキは本番を楽しみにしていてください」と話していた通り、豪快なジャンプと反りを披露、着地も見事に決まった会心のデキでライブを締めくくりました。

“モノノフどもが夢の跡”

“モノノフどもが夢の跡”

 ライブ終了後、会場前には日米モノノフが集合。日本のモノノフの5色のハッピとそこに書かれる日本語の意味を訊ねたり、集合写真を撮って交流を行っていました。5色の旋風が吹き荒れたLAのこの夜は“夏の夜の夢”、そして、モノノフたちの熱気が去った会場は、まさに“モノノフどもが夢の跡”なのでした。

ももいろクローバーZ

ももいろクローバーZ

 大手芸能事務所スターダストプロモーションに所属する5人のガールズユニット。2008年春に「ピュアな女の子が、幸せを運びたい」という意味を込めて「ももいろクローバー」と命名、結成された。11年4月、グループ名を「ももいろクローバー」から「ももいろクローバーZ」へ改名する。12年2月「第4回CDショップ大賞」で大賞を受賞。8月には史上最年少での単独西武ドーム公演を行った。

 同年末には結成当時からの目標であった「第63回NHK紅白歌合戦」に初出場を果たした。13年3月には女性グループアーティスト初となるオリコン・アルバムランキング1、2位を独占。14年3月に開催された取り壊し前の国立競技場でのライブは、女性グループ初&史上最速結成6年での開催となった。2日間で会場11万人とライブビューイング4万人、合わせて15万人を動員した。

【メンバー紹介】

(左から)
有安 杏果
(Ariyasu Momoka)


イメージカラー:グリーン
ニックネーム:ももかぁ〜・ありやす〜
誕生日:1995年3月15日
血液型:A型
出身地:埼玉県

ももクロの元気担当。
メンバーで一番身長が小さい。勉強は頑張っているものの、おバカキャラとしてMCではいつもいじられる。

佐々木 彩夏
(Sasaki Ayaka)


イメージカラー:ピンク
ニックネーム:あーりん
誕生日:1996年6月11日
血液型:AB型
出身地:神奈川県

ももクロのアイドル。
ももクロ最年少で一番のしっかり者。「THEアイドル」なパフォーマンスが魅力。

百田 夏菜子
(Momota Kanako)


イメージカラー:レッド
ニックネーム:かなこぉ・でこちゃん
誕生日:1994年7月12日
血液型:AB型
出身地:静岡県

ももクロのリーダー。
「茶畑のシンデレラ」というキャッチフレーズを持つ不動のセンター。

玉井 詩織
(Tamai Shiori)


イメージカラー:イエロー
ニックネーム:しおりん
誕生日:1995年6月4日
血液型:A型
出身地:神奈川県

ももクロの妹担当。
「みんなの妹」というキャッチフレーズを持つメンバー1甘えん坊で泣き虫。

高城 れに
(Takagi Reni)


イメージカラー:パープル
ニックネーム:れに
誕生日:1993年6月21日
血液型:O型
出身地:神奈川県

ももクロの感電少女。
毎日ヒロイン。ももクロ最年長であるが「楽屋番長」としてMCではメンバーにいじられるほどマイペース。

「ももいろクローバーZ」最新情報

「ももいろクローバーZ」最新情報

CD on sale
2015年4月29日 好評発売中

15th Single
映画 『ドラゴンボールZ 復活の「F」』 主題歌
『「Z」の誓い』

1. 「Z」の誓い
作詞:森 雪之丞
作曲:NARASAKI
編曲:NARASAKI、ゆよゆっぺ

2. ロマンティックこんがらがってる
作詞:只野 菜摘
作曲:invisible manners
編曲:invisible manners

3. CHA-LA HEAD-CHA-LA
作詞:森 雪之丞
作曲:清岡 千穂
編曲:TATSUO


2015年8月号掲載