有給のシック・リーブの法律の改正

 今年の7月1日より執行された、カリフォルニア州の有給のシック・リーブ(病気休暇)の法律が改正されました。改正された重要な部分を説明しましょう。

❶法律の原文では、他州の従業員でも、カリフォルニア州で最低30日間の就労後にシック・リーブの法律が適用され、たとえ雇用された州では同様の権利がない場合も、有給のシック・リーブを得ることができる、と定められていました。改正後、従業員はカリフォルニア州で30日間同じ雇用主の下で働く必要があると改正されました。ただし、「30日間」とは、実働を含まない30日間なのか、実働日数が30日間の必要があるのかは定かではありません。

❷原文では、最初からシック・リーブを3日間提供するのではなく、加算される方法を採用している雇用主の場合は、30時間の労働につき、1時間のシック・リーブの提供が義務付けられています。ただし、雇用されてから120日間以内、または1月〜12月の間、または12カ月の間で、最低24時間のシック・リーブを提供すれば、加算方法は自由である、と改正されました。

❸原文では、雇用の始め、年の初め、または12カ月の期間の初めにフルのシック・リーブを提供すれば問題ないと定めており、改正後は、「フルのシック・リーブ」は3日、もしくは24時間と明確に定められました。

❹無限の有給休暇を提供している雇用主の場合、給料明細の休暇の記載方法について、原文では触れていませんでしたが、改正後は、給料明細に「無限」と記載すれば問題ないと、明確にしました。

❺残業免除ではない従業員の場合は、シック・リーブを使用した週は、給料の計算方法を使って算出すれば問題なく、実際に残業したか否かは関係ないと改正されました。   また、シック・リーブの計算方法は従業員の給料(残業した場合、残業代は含まない)を、その前の90日間の労働時間で割る方法を適用するよう改正されました。

❻残業免除の従業員の場合は、ほかの有給休暇の場合に適用される、給料の計算方法を使うことで問題ありません。

 その他の改正に関し、質問がある場合は、労働法専門の弁護士に相談することをおすすめします。


2015年9月号掲載