新年は改心の時期

新年は改心の時期

(右上)新年を迎えて、気持ちも新たに毎日の生活を見直す良い機会です!

(右下)ヨガやストレッチングなどの軽い運動で、心もリフレッシュ

(左上)高カロリーなパーティ料理に、そろそろ胃袋が疲れていませんか?

(左下)腎臓の働きを助け、冷え性など冬の不安を解消してくれる小豆


 明けましておめでとうございます。心から「健康の種」の読者の皆様の健康と幸せを念願します。

 1月は新しい年が明けて気持ちも改まり、何か新しいことを始めるには最適な時期。しかし現実は年末年始に暴飲暴食が重なったり、必要以上に外食をして、動物性タンパク質・脂肪・砂糖などの不健康な食品の摂取をしてしまいがちです。動物性タンパク質を摂取すると、一時的には精神が活発になりますが、それは高カロリーで過激な食べ物を身体が燃焼して排出しようとするため、心身が健康的でバランスの取れた状態ではありません。結果的には疲労・倦怠感を感じ、身体の疲れと共に軽い抑うつを経験する恐れもあります。

 他には、水分・砂糖・香辛料・熱帯産食品などをこの時期に摂り過ぎると 頭痛・腎臓付近の腰の痛み・鋭い腹痛・関節炎の原因にもなります。その後、体内に蓄積された大量の動物性タンパク質 ・脂肪・砂糖(単糖類)・香辛料・水分・熱帯産食品などの過激な物質を身体の外に排出しようとします。この時に正常な状態でない腎臓・泌尿系・呼吸系により発熱・悪寒・咳という症状が表れます。その他、アルコール、フルーツジュース、コーヒー、紅茶、ソーダなどの刺激性・芳香性の飲み物や、牛乳を始めとする乳製品類、甘味物・果物を摂取し過ぎると、微候として大量な発汗・排尿、鼻水・下痢・軟便などを経験することがあります。

 また、抜け毛が多くなったり、イライラ・短気・気分の変動が起こったり、皮膚からの排泄として発疹・かゆみ・赤い腫れ・にきびを発症することも珍しくありません。日頃から規則正しいバランスの取れた食生活を送り、身体と精神のデトックスを促すことで、これらの軽い症状は2〜3日で治まり、大病を未然に防ぐこともできるのです。

 新年に大切なことは、心と毎日の生活を改めていくことです。身体の正常な代謝機能を助けるために、日頃から健康食と軽いストレッチや体操、ヨガなどを取り入れてみましょう。また、精神性を磨くために瞑想をしたり、心身の筋肉を鍛えていくことで、日々の生活を悔い改める良い機会となります。

 今月のレシピは腎臓と膀胱を守る小豆料理。現代人に不足しがちな栄養素をバランス良く含む小豆は、その昔、薬効のある食べ物として珍重されていたとか。慢性疲労の回復にも効果的な小豆料理で寒い冬を乗り切りましょう。

マクロビ・レシピ

縁起が良いとされる小豆を使った料理

レシピ1:小豆のブラウニー

レシピ1:小豆のブラウニー
Photo by Sanae Suzuki / Seed Kitchen

日本的な小豆を使ったデザート。小豆をブラウニー風に見立てて作った、和洋折衷の一味違った美味しさを楽しみましょう。


材料(10人分)

乾燥小豆 (洗ったもの)
1カップ
水 (小豆の浸水用 / 小豆を煮る用)
各3カップ
昆布 (1cm x 1cm)
1枚
チアシード
大さじ2
水 (チアシード用)
大さじ6
メープルシロップ or 玄米米飴
1/4〜1/2カップ
ココアパウダー
1/4〜1/2カップ
無糖アップルソース or リンゴを擦ったもの
大さじ4
バニラエッセンス(お好みで)
小さじ1
海塩
ひとつまみ
くるみ (砕いたもの)
1/4〜1/2カップ
オリーブ油(型用) / ココナッツパウダー等
適量

作り方

  1. 小豆を4〜6時間から一晩、水に浸す。
  2. 水を捨て、3倍の量の水を足し、昆布を入れて火にかけて沸騰させる。火を弱めにして、少しずらして蓋をし、豆が柔らかくなるまで50〜60分煮る。圧力鍋の場合は圧がかかってから30〜45分煮る。
  3. オーブンを350℉(180℃)に熱しておく。
  4. 小さいボウルにチアシードと大さじ6の水を入れ、少なくとも15分放置してジェルを作る。
  5. フードプロセッサーに小豆半分、チアシードジェル、メープルシロップか玄米米飴、ココア、アップルソース、バニラエッセンス、そして海塩を入れて混ぜる。
  6. ⑤をボウルに移し、くるみと残りの小豆を混ぜる。
  7. 油を塗った20cmの正方形の型に⑥を入れてオーブンで約45〜50分焼く。オーブンから出して冷ます。 ※好みによってココナッツパウダーをふりかける。

ココアパウダーはカフェインが含まれているので、穀物コーヒーかキャロブを代用しても良い。チアシードは食物繊維、カルシウム、タンパク質を含んでいる話題のスーパーフード。ジェル状にすることによって、卵なしでもしっとりしたブラウニーが作れます。

レシピ2:小豆とカボチャのお雑煮

レシピ2:小豆とカボチャのお雑煮
Photo by Sanae Suzuki / Seed Kitchen

地域によってお雑煮には色んな食べ方がありますよね。お正月に定番のお雑煮を食べ飽きたら、変わり種の小豆カボチャのお雑煮はいかが?


材料(4人分)

小豆
1カップ
水(浸水用)
3カップ
昆布(2cm x 2cm)
1枚
レンコン(半月切り or いちょう切り)
1/2カップ
カボチャ(2cm角の角切り)
1カップ
6カップ
醤油 or たまり
小さじ1〜2杯
生玄米餅 (焼いたもの)
12oz
ケールの青菜 (蒸して一口大に切ったもの)
4葉

作り方

  1. 小豆を洗って、一晩か4〜6時間浸水させる。
  2. 浸水させた水は庭に撒き、新しい水を入れて昆布を底に置き、小豆を入れて沸騰するまで煮る。
  3. 沸騰後、ゴボウを上に重ねて、蓋をして火を弱火にして45分煮る。
  4. レンコンとカボチャを重ねて、火を中強火にして沸騰してきたら、再び弱火にして、蓋をしてから15分煮る。この時に生玄米餅はフライパンに油を入れないで焼く。そしてケールの青菜は蒸す。
  5. 醤油で味を整えて、ゆっくり混ぜる。好みでお椀にスープを注いだ時に焼き餅を入れる。焼き餅を入れる時は、5分程煮ると少し柔らかくなる。
  6. 火から下ろして、お椀にスープと野菜、餅を入れ、薬味として蒸したケールの青菜をのせる。

豆類にはビタミン類(B1・B2)やカリウム、リン、鉄、食物繊維などの幅広い栄養素が豊富に含まれています。しかし、たんぱく質が多く、脂肪も含まれているため、食べ過ぎると太る原因となります。 マクロビオティック風に砂糖なしで作ると腎臓や膀胱にもとても良く、むくみを防ぎ、抜け毛、白髪にも効果がみられます。

マクロビオティック・カウンセラー Sanae Suzuki

Sanae Suzuki■レストラン『Seed Kitchen』オーナー。スタジオ『mugen』主宰。ガンや交通事故からマクロビオティックで回復し、食事による自然治療法を提唱する。マクロビのレシピとエッセイの著書『Love, Sanae』を英語出版。現在日本語版を執筆中
Seed Kitchen
住所: 1604 Pacific Ave., Venice
Tel: 310-396-1604
時間: 10:00am〜9:00pm
Web: www.seedkitchen.com


スタジオ mugen
Tel: 310-450-6383
時間: 10:00am〜5:00pm(火・水・木)
Web: www.seedkitchen.com


2016年1月号掲載