耳をひっぱるだけで健康に

耳をひっぱるだけで健康に

 耳をひっぱってツボを刺激するだけで、誰でも簡単に健康になれるんです。耳は胎児の形を投影しており、全身の経絡とツボおよび反射区が集結しています。その耳を刺激することによって身体に様々な効果があることがわかってきました。なかでも「神門」というツボを刺激することで、自律神経を調整できると言われています。その神門を中心に誰にでもできて即効性のある「イヤー&ボディーマッサージ法」を使い、心と身体と魂のメンテナンスとバージョンアップができる『神門メソッド』を独自に開発しました。耳にある神門のスイッチを引っ張って刺激することで自律神経にスイッチを入れて整える方法を教えていますが、これは治療ではありません。単に「スイッチが付いているので、自分でやってくださいね」ということを啓蒙しています。また、医療関係者やミュージシャンなど色々な業界のプロフェッショナルがたくさん学ばれていて、現在お弟子さんは1200名以上います。

 15年間にわたって神門を研究していますが、研究過程でもっとたくさんのデータが必要です。神門を刺激して自律神経の不調を調整することで、不眠症、冷え性、肩こり、腰痛、うつなどあらゆる問題を改善できることがわかっているので、さらにデータを取って検証しています。例えば足の悪いお年寄り10人が試して効果があったというだけではダメで、1万人くらいにやってその結果を見ないと本当に効果があったとは言えません。私一人では到底できないので、お弟子さんたちの結果も私の所に集約されるシステムになっているので、それを検証して皆でシェアできるようにしています。こんな簡単に健康になれる方法があるなら、世の中の人にもっと知ってもらわないといけない。そのために、もっとたくさんの場所に行って神門を広めていきたいと思っています。

マッサージが趣味

 子供の頃からマッサージが得意で、最初は飼っていた子犬にマッサージをしたら、ふにゃっとなるツボを見つけて、気持ち良さそうにするので毎日やっていました。そのうちに、それを見ていたおじいちゃんやおばあちゃんにやったら上手いねと言われるようになり、知らないおじいちゃんたちにもマッサージをして飴をもらったりしていました(笑)。それ以来ずっとマッサージが趣味です。

 結婚して23年間、家にいる時は毎日2時間くらい妻にマッサージをしています。私の場合は、普通のマッサージではなく、気功みたいなエネルギーワークです。だから人にマッサージをすることで自分の中にエネルギーがチャージできて元気になるので、逆にマッサージをやらせてもらっている感じですね。

自律神経の調整

自律神経の調整

2014年11月20日、アリゾナでのセミナー後、参加者と記念撮影

 マルチメディア業界で働いていた15年前、締め切りに追われる日々で、寝る暇もない不健康な毎日を過ごしていました。このままの生活を続けていいのか疑問を感じ、趣味と実益を兼ねて治療家になろうと色々調べていたなかで、耳ツボに出会いました。第一人者といわれる人に弟子入りしたのですが、即効性があるので面白くていっぺんにハマってしまいました。なかでも自律神経を一瞬で調整できる神門に衝撃を受け、そこから離れられなくなったんです。それから15年間、ずっと神門を研究しています。

 耳をひっぱると、乱れた自律神経が一瞬でピッと整います。だから怒っていた人も、気が狂ったように笑っていた人も、一瞬でニュートラルな状態になります。その瞬間、何もわからなくなり、ハッとなって誰もが我に帰るのです。その時は脳波が7•8ヘルツというα波が出ているというデータも取れました。何も考えていないが、集中している状態だと言われていますが、なんと世界中の宗教家がお経や祈りを捧げている時と同じ周波数なんです。そして「シューマン共振」という地球が振動する周波数でもあるので、地球と同調することができるのです。私は、この状態をニュートラルと呼んでいます。この状態をコントロールさえできれば「何でこんなことにハマっていたんだろう?」と気付けるようになり極論、殺人も戦争も一瞬、止めることができるのではないかと思っています。ただし、自律神経の調整に持続性はありません。なぜなら医学的に自律神経を固定すると人間は死んでしまうからです。自律神経はサーモスタットのような役割をしていて、寒さや明るさや気圧などありとあらゆる変化に対応して身体の機能維持の調整をしています。寝起きのボーッとした状態も、キュキュキュと耳をひっぱると、気分がパキン!としますし、寝る前にひっぱるとぐっすり眠れます。また、神門を刺激すると防御ができるので、ストレスやプレッシャーも受けにくくなります。私は、20分に1回くらいの割合で気が付いた時にキュキュキュと耳を刺激しています。

何もない所から生み出す喜び

何もない所から生み出す喜び

2015年9月16日、シリコンバレーgoogle本社でのセミナー

 若い頃はミュージシャンを目指して音楽学校に入学し、プロになりたいと思っていました。しかし、その後間違って芸能プロダクションに入ってしまい、裏方の仕事をすることになりました。21歳の頃から5年間ほど芸能界にいましたが、元来職人気質なところがあり、芸能界の空気に馴染めず仕事を辞めました。

 24歳の頃、仲間とあるイベントプロジェクトを始めたら、それが大当たりして2年間で4億円くらい稼いだことがありました。その時に何もないゼロから物を生み出すことにハマりました。その後、1回作ったものに執着していては次の作品を生み出すことができないので、さらに新しい作品作りに没頭しました。でもそんな繰り返しの生活も10年ほど続けた末、緊張感も薄れ会社が生温い空気になってきたことにも嫌気がさし、新たなマルチメディアという世界に足を踏み入れました。

 まだDVDもインターネットも電子書籍もない時代のことです。そんな時に関わったある大きなプロジェクトのために、当時の日本にはなかったアプリケーション開発を学びにロサンゼルスにやって来ました。それが27歳の時でした。ロスで受けた衝撃的なデジタル化社会の未来図に興奮し、期待に胸を膨らませて帰国したのですが、日本では時期尚早で、社会が付いていかず、大きくつまずいてしまいました。

 当時はMacが280万円、19インチのモニターが100万円、プリンターが220万円ほどする時代。6000万円くらいかけて設備投資をしたのですが、予定していた受注仕事が全然進まず、リースが払えなくなってしまいました。仕方がないので、原点に戻ってまた何もない状態から自分で何かを作り出そうと、マッピングの素材集のCD-ROM を作りました。それが大当たりしたのが、人生2度目の山です。当時デジタル素材集はどこにも売っておらず、アメリカから並行輸入で買っていた時代。クオリティーが悪い上に1枚のCDが14万円もしました。日本にないなら自分で作ろうと、カメラマンに頼んで色々な場所で錆ばかりをアップで撮ってもらって作ったのが最初のタイトルです。廃墟的なアートを取り入れたサイバーパンクが流行っていた時代だったので、レコードジャケットなどの背景にそれが使われるようになり、B’z やBOOWY などのレコードジャケットを制作しているデザイナーたちがこぞって購入してくれたのです。値段も1万円を切る9800円に設定し、『バックの鬼』というシリーズで、15まで出すヒットとなりました。このヒットで8000万円近い印税を稼ぎ、一気に借金を返すことができました。

臨死体験で知った自分の使命

臨死体験で知った自分の使命

2014年11月20日、アリゾナでのセミナーで神門スイッチの「見える化」として、スプーン曲げ実験

 このヒットの直前に生まれて初めての臨死体験をしました。それからは人生が変わっていきました。まずその体験の後、先述のリースが払えず借金となり会社は解散、5年間付き合った恋人とも別れました。すべてを失ったと同時に、その半月後には出会ったばかりの女性と突如結婚することになり、そこから借金を返して人生が180度変わりました。全てが同時期に起きたのです。そしてさらに3年後、2度目の臨死体験をするのです。その時は仲間とご飯を食べている最中に突然ガクンと倒れて2分40秒ほど呼吸と心臓が止まるということが起きました。周りの人は私が息をしていないとビックリしたようですが、自分はどこか知らない世界の砂浜にいて、身体から黒い液体が出てもがき苦しみ、その最中に宇宙というもう一つ別の次元から見た地球の秘密を知らされる体験をしました。地球が陰と陽の二極に分かれているのは、周波数を上げ次の次元に移行するのに、それぞれ陰と陽の働きで遠心力を高め、周波数を上げるためだというものでした。そして今の地球人は、その目的のためにすべて自ら陰か陽かを選び生まれてくるのだと。

 今から、24年前のことです。当時は意味がさっぱり分かりませんでした。今ならそれは、2012年にあったアセンションと関係しているんだろうと思っています。その後人生がどんどんスピリチュアルな世界に持って行かれ、さらに神門に出会い研究を進めていく上で、これらの体験のひとつひとつの点が線になり面になってとつながり、立体化してきました。

 いずれ、地球は二極化が終わり、新しい次元に入る。私は、いつしかこのことを人々に伝え皆が準備ができる様に、神門によって二極化(幻影)から外れたニュートラルを体験できるよう手伝いをすることが、自分のミッションなんだと気付きました。

 嫌なことを思い浮かべるとそのマインドが身体に悪い影響を及ぼし、病気にもなります。それを思った瞬間に血流が悪くなり、神経の伝達が鈍くなります。でも、実はそれは地球の二極化現象に騙され、思い込んでいる状態です。良い悪いとジャッジし、右往左往しているからストレスが溜まるのです。

 神門をキュッ、キュッ、キュッ!とひっぱるだけで、その視点からニュートラルに物事を見れることにより、この幻影の思い込みから開放されるのです。また、禅ではこの陰と陽から解脱し宇宙の大いなる源と繋がることを、陰と陽の差をとることで「サトリ」というのだという話を聞いた事があります。

 二極化の中だけで生きていると辛いです。宇宙では地球上の出来事や悩みは関係ないですから。神門で本来自分が来たところに戻れば、生まれてきた使命もわかります。自分の人生が上手くいかないと思っているのは実は単なる思い込みで、自分で作っているだけだとしたらどうでしょう?

 さて、ピエロだってちょっとしたトリックで人を楽しませていますよね。そこで、私はエンターテインメントとセルフメディケーションを融合して、楽しく健康になる「エンターメディケーション」というアプローチを行っています。おお!これは面白い!と楽しんでいたら実は自律神経の調整を教わっていたという感じで、様々な脳のスイッチの入れ方の「見える化」として修得する面白い実験を通じて、楽しく自律神経の活性法を学ぼうということです。次は漫画で楽しく神門を伝えようと今、原案を書いているところです。これからも様々なコンテンツを開発しさらに、人々に神門を伝えていきたいと思います。

神門グランドマスター 飯島敬一氏

Keiichi Iijima■1963年生まれ。神奈川県横須賀市出身。15歳の頃から犬をマッサージで寝かせる技に目覚め、その後は人間に移行して、独学で癒しを実行している。様々なメソッドの研究開発に取り組むなか、耳ツボの神門に出会い衝撃を受ける。2000年もの歴史を誇る耳針法を使った健康法をメジャーにするため、02年に第1弾としてスワロフスキーを使用した「スリムビズ」を共同開発し、スリムビズアカデミーを開校。現在日本国内1200グループにて展開。15年にわたる独自の研究で、新たに『神門メソッド』を開発。治療界だけに留まらず、予防医学、美容、教育、カルチャー界を始めとする多方面とコラボレーションしながら世界に神門を広げるための活動を展開。14年より神門メソッドアメリカツアーを開始。『やせる、健康になる、頭がよくなる「耳ひっぱり・神門メソッド」』(マキノ出版)他4冊の著書がある。

【オフィシャルサイト】shinmondo.com


2015年12月号掲載