健康な身体が育つために 大切な土壌作り

健康な身体が育つために 大切な土壌作り

(左)春の種蒔き:健康な土作りをした後にどんな種(夢)を蒔くかは、 あなたが決める

(右)ハチと桜:花の美しさと香りに誘われて、ハチも春の仕事始め

Photo by Sanae Suzuki / Seed Kitchen

 人生には色んな種がたくさんあります。種が発芽してちゃんと実を結ぶまで育つためには、耕した健康な土ときれいな水、そして太陽の力が必要です。私たちの健康もこの種蒔き同様、自分に合った健康の種を選んで、いつ種蒔きをしてどうやって育て上げるかを計画しなくてはなりません。健康という実を結ぶまでには、人間は自然界で生きている生物ですので時間がかかります。

 薬や抗生物質は、身体の治癒力を低下させます。まずは自分の心体を癒すことから始め、薬を摂らずに自身が持つ治癒力を目覚めさせるヒーリングフードで自分をいたわる練習を始めませんか?

 面倒だと思うのは当然。でも、春は植物も芽が出る時期で、新しいことを始めるのにはピッタリの季節。また、向上する力が働く、自然界の始まりの時期でもあります。LAには日本のようにハッキリとした四季がないと思われがちですが、周りの木や草花の自然の生をよく観察すると新芽が出ていたり、初春の花のつぼみが咲き始めていますよ。

春は酸っぱいもので デトックスを促進

春は酸っぱいもので デトックスを促進

(左)春のデトックス:大好きなグラスで新鮮なレモンジュースを体温と同じくらいの生暖かいお水に入れて飲む。最高な気分で肝臓と胆嚢もリラックス

(右)Sanae's オーガニックガーデンから:毎年春一番に収穫するマイヤーレモン。朝日を浴びて光り輝くレモンを見ると爽快な気分に

Photo by Sanae Suzuki / Seed Kitchen

 それでは、春の内蔵の種を学びましょう。東洋医学やマクロビオティックでは、春は肝臓とを癒す季節で、酸っぱいものを意識して摂ることでデトックスをすることができます。おすすめはオーガニックのレモンジュース。防カビスプレーなどの発ガン性の農薬食物に、敏感に影響を受ける肝臓とを安全にやさしく刺激してくれます。

 まず朝起きて、ぬるいお湯カップ1杯にレモン半分を絞ってゆっくり味わって飲みましょう。レモンも種類によって味が違いますが、LAではユリーカ、リスボン、ボニーブレー、マイヤーが購入できますから、好みのものを見つけてください。私のお気に入りはマイヤーレモン。レモンにはビタミンCが多く含まれるため、風邪予防や美容効果が期待できます。また、疲労回復効果のある「クエン酸」も豊富。この季節は酵素の含まれた食物も内蔵のお掃除をしてくれます。今月はレモンと酵素をいっぱい含んだレシピを紹介します。

マクロビ・レシピ

発酵食品とレモンで内蔵のデトックス

レシピ1:納豆カナッペ

レシピ1:納豆カナッペ
Photo by Sanae Suzuki / Seed Kitchen

酵素食品スーパーフードの納豆。今アメリカでも一目され始めています。この納豆の酵素が春の臓器(肝臓、胆嚢)を癒し血行の働きを助け、胃腸の消化の働きをも助けます。


材料(2人分)

サンドライ・ローマントマト
1つ ※トマトの半分の量
スィートバジル
生葉2枚
オーガニック納豆
1oz / 28g ※できれば冷凍でない手作り納豆
レモン汁
好みで小さじ1/2〜1
純正醤油
好みで小さじ1/4〜1/2
マスタード
お好みで少し入れる
オリーブオイル
お好みで少し入れる
オーガニック・ライスクラッカー
6枚 ※無塩で無砂糖/写真は直径4cmのクラッカー
スプラウト
適宜

作り方

  1. サンドライ・トマトをまずお水に30分ほど浸けて、水気を取って細かく切る。
  2. スィートバジル生葉はやさしく5㎜くらいに切る。
  3. ①と②と納豆を合わせ、軽く混ぜてからレモン汁と純正醤油も入れてよく混ぜる。この時、スィートバジル生葉が破損しないようにやさしく混ぜる。
  4. 好みでオリーブオイルとマスタードを入れる。※デトックスの時期は入れない
  5. 無塩で無砂糖のオーガニック・ライスクラッカーの上に小さじ1ほど載せて、仕上げにスプラウト(写真は赤ラディッシュ)載せる。

ポイント
アメリカでは大豆は遺伝子組換え農法(GMO)が多いのでオーガニック農法でのものを必ず購入すること。また市販の納豆を使用するなら有機かオーガニックのもので出来れば冷凍していないものが酵素がしっかり生きている納豆といえます。

レシピ2:マイヤーレモン甘酒クリーム

レシピ2:マイヤーレモン甘酒クリーム
Photo by Sanae Suzuki / Seed Kitchen

レモンの酸っぱさは内蔵(肝臓、胆嚢)を刺激してデトックスに最適で、美肌作りにも役立ちます。発酵飲料である甘酒は酵素の働きで腸の調子を助け、自然の甘さは、砂糖と違って血糖値を急激に上げないため、身体にも心にもやさしく、満足感を与えてくれます。


材料(2人分)

本葛
大さじ1.5〜2
浄水
大さじ2〜2.5
甘酒
1カップ ※米麹で作られたものを選ぶか手作り
マイヤーレモン汁
大さじ2
玄米飴(ライスシロップ)
大さじ1
寒天パウダー
小さじ半分
マイヤーレモンゼスト
少々 ※レモンの皮をすりおろしたもの

作り方

  1. 本葛を浄水で溶かす。
  2. 小さめの鍋に甘酒と溶かした本葛をいれて中強火にかけて泡立て器でやさしくよく混ぜながら煮る。この時葛が粒にならないようにする。
  3. レモン汁と玄米飴と寒天パウダーを入れる。泡立て器でこれもやさしくよく混ぜて、寒天が粒に固まらないようにする。
  4. 2つのラメキンに入れて冷ます。食べる時にレモンゼストを乗せる。

ポイント
レモンなどの柑橘類は少し高くてもオーガニックのものを選びましょう。見た目がいびつだったり、皮が光っていませんが、発ガン性のある防カビスプレーなどの薬品が付いてないのおすすめです。マイヤーレモンは酸味が控えめで自然の甘味があります。もしマイヤーレモン以外の種類を使う時は玄米飴の量を増やしてみて。

マクロビオティック・カウンセラー Sanae Suzuki

Sanae Suzuki■レストラン『Seed Kitchen』オーナー。スタジオ『mugen』主宰。ガンや交通事故からマクロビオティックで回復し、食事による自然治療法を提唱する。マクロビのレシピとエッセイの著書『Love, Sanae』を英語出版。現在日本語版を執筆中
Seed Kitchen
住所: 1604 Pacific Ave., Venice
Tel: 310-396-1604
時間: 10:00am〜9:00pm
Web: www.seedkitchen.com


スタジオ mugen
Tel: 310-450-6383
時間: 10:00am〜5:00pm(火・水・木)
Web: www.seedkitchen.com


2014年4月号掲載