素顔が見えない冷徹な役に挑戦

素顔が見えない冷徹な役に挑戦

©Warner Bros. Pictures


 カタナはとても強くて冷徹な役ですが、衣装を着てマスクを付けると自然と役に入っていきました。素顔をさらさないんですが、役に徹してキャラクターになりきろうと思っていたので抵抗はなかったです。だけど、コミックのキャラクターをなぞって演じるだけでは面白くないので、日本人の凛とした生き方や姿勢、義理人情の世界や、侍の誇りという部分まで表現できればいいなと。原作は人気のアメコミですが、カタナのキャラクターを描いたスピンオフ的な単行本も出ています。そこで、彼女のバックストーリーを読むことができたことで、役にのめり込むことができてキャラクターにすごく惹かれました。旦那さんが刀の中に魂を収めていたなどの隠されたストーリーも垣間見れて、さらに好きになりました。日本のドラマや時代劇を観て育ったこともあって、できる限り日本の侍魂を伝えたかったんです。そして、新しい日本人女性像を、この映画で表現できるように一生懸命に演じました。

 出来上がった作品を観ましたが、皆さんに楽しんでいただける出来栄えになっていると思いますので、ぜひ劇場に足を運んでくださると嬉しいです。

日米で活躍できる女優として

日米で活躍できる女優として

©Natasha Sadikin

 この作品の後はまだ未定です。公開されたら色々なチャンスが舞い込んでくると言われますが、現実的にはアクティングのクラスに戻って自分自身に磨きをかけながら原点に返り、またひとつひとつオーディションを受けていくつもりです。

 今はすべてが新鮮なので、テレビでも映画でも、何でも挑戦してみたいです。最終的な目標は日本でもアメリカでも通じる演技力を身に付け、日米を行き来して仕事ができる役者になることです。私の強みは日米どちらの文化にも精通していること。それを最大限に生かして、日本で活躍しながらこちらでも映画に出ている渡辺謙さんのような存在になりたいです。

 また、将来的にはアジア人だからこういうイメージという枠にとらわれずに演じられる役者として、さらに幅やチャンスが広がればいいな。人種に関係なく誰でもできる役を「あなたにやってほしい」と言われるような存在になりたいです。自分よりも上の人は数え切れないほどいるんですから、慢心することなく、そして常にベストを尽くし、初心を忘れず、これからも一歩一歩ステップアップしていきたいと思います。

福原かれん 最新出演作 映画『スーサイド・スクワッド』

キャスト
マーゴット・ロビー、ジャレット・レト、ヴィオラ・デイヴィス、
福原かれん、カーラ・デルヴィーニュ、ウィル・スミス他
監督
デヴィッド・エアー
上映時間
130分
Rating
PG-13(MPAA)
公開日
2016年8月5日全米ロードショー
配給会社
Warner Bros. Pictures

【世界はこいつらに託されてしまった!!】

世界崩壊の危機に政府は、ヒーローたちによって捕らえられた服役中の悪党・犯罪者たちを集め、減刑と引き換えに特殊部隊〝スーサイド・スクワッド(自殺部隊)〟を結成。命令に背いたり、任務に失敗したら自爆装置が作動する、まさに〝スーサイド〟な状況のなか、正義感も団結力もない寄せ集めの10人の悪党たちは一体どんな戦いを繰り広げるのか!?


女優 福原かれんさん

Karen Fukuhara■1992年2月10日ロサンゼルス生まれ。中学生の時に受けたオーディションでディズニー・チャンネルのレポーターに抜擢されて芸能活動を始める。ベニス高校卒業後はカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)に進学し、社会学を専攻。在学中にディズニー・チャンネルで放送された『世界のディズニーリゾートへGO』でガレッジセールのゴリのアシスタントとして出演した他、NHKの『BSベストスポーツ』の現地レポーターを長年務めている。2014年6月に卒業後は女優としての活動を始め、8月5日公開のハリウッド映画『スーサイド・スクワッド』でハリウッドデビューを果たした。特技はマーシャルアーツで、空手の型の大会での優勝経験もある


2016年8月号掲載